こんにちは。

りょう矯正歯科クリニック院長の阿部です。

先週末は県外へ出張に行っておりました。

最強寒波により出張先の新潟は大雪で、在来線は運休が相次いでおり焦りました。

まだまだ、とても寒い日が続いておりますが、風邪などひかれぬよう皆様もご注意ください。

 

今回より、成長期の矯正治療について書かせて頂こうと思います。

第一回目は反対咬合についてです。

 

反対咬合とは、前歯が前後反対にかみ合っている状態を言います。

 

反対咬合を大きく二つに分けると、「歯性反対咬合」と「骨格性反対咬合」があります。

 

「歯性反対咬合」は、上下顎骨の位置に異常はないが、前歯の傾きが悪く前歯が反対でかみ合っている状態を言います。

適切な時期に治療を始めれば、比較的簡単に治りますが、長期間放置されると骨格性に移行することがあり、注意が必要です。

 

「骨格性反対咬合」とは読んで字のごとく、上顎と下顎が骨格ごとズレている状態を言います。

骨格に問題があるため、横顔のシルエットにも影響しています。

上顎と下顎の成長をコントロールする必要があり、早い時期からの治療が必要になります。

Ex 下顎の過成長 or   上顎の劣成長

上顎と下顎は成長する時期が異なるため、上顎の成長を促進しないと治せないようなケースでは小学校低学年までに治療しておかないと難しい場合が多くなります。

 

反対咬合の治療は、適切な時期に治療を行うことが最も重要と言えます。

お子様の反対咬合にお気づきになりましたら、どうぞ矯正相談にいらしてください。