治療の概要 | 担当歯科医師が計画・設計したマウスピースを使用し歯を動かします。歯根(歯の根っこ)の移動が難しく、主に傾斜移動による治療様式です。その為、小臼歯を抜かない(小臼歯非抜歯)で治療できる方にお勧めの矯正装置です。
ワイヤーと比べると、歯根に加わる力が弱い為、歯根吸収のリスクが低いと言われております。 | 歯にブラケットとワイヤーを装着し、来院毎に調整し歯を動かします。マウスピース型矯正装置と比べて、ワイヤーの強い力を必要な歯に加えることができる為、歯体移動(歯の根っこ部分まで動かす移動)が容易です。抜歯して余ったスペースも歯体移動により理想的な形で閉鎖することができます。 |
治療の進め方 | 治療計画に基づき製作された複数のマウスピースを計画に沿って順々に交換し歯を動かします。
調整・確認は1~3ヶ月に一回程度です。
治療開始初期のアタッチメント設置時、歯冠形態修正時は60~120分です。使用状況の確認だけの場合は約15分です。
| 歯にブラケットを装着しワイヤーで歯を動かします。
調整のために2~8週間
に一回程度ご来院いた
だきます。診療時間は
ブラケット装着時45~90分、ワイヤー調整は15~45分程度です。
|
不測の場合
| 装置紛失などにより、新しい装置が必要な場合には、装置作製・再装着までお時間が必要です(有償の場合有り)。
| 不測の場合、そうでない場合もその都度、対応することが出来ます。 |
痛みの感じ方 | ワイヤー矯正と比較すると、矯正力が弱い為、痛みが少ないと言われています。 | 大きく動かす必要が有る歯には、歯冠部だけでなく必然的に歯根を動かす必要が出てきます。その場合ワイヤーであれば歯にトルクという力を加えることができます。逆に言うとトルクを効かせる為の強い力は、マウスピースより強い痛みとなる可能性があります。 |
通院の頻度 | 通院頻度はワイヤー矯正よりやや少なくなります。
ワイヤー矯正と比べて装置トラブルは少ないです。 | 毎回、必要な処置を行う治療方法の為、マウスピース型装置と比べ通院頻度は多めです。 |
見た目
| 透明なマウスピースは、装着していてもほとんど目立ちにくいため、会社や学校でも周りの目を気にせずに過ごせます。 | 表側の矯正では目立ちにくいブラケットやワイヤーを使用します。表側装置を装着した当初は、装置の見た目を気にされますが、ほとんどの方は、その後、気にならなくなるようです。また目立たないように歯の裏側から治療する舌側矯正もございます。 |
装着感 | 全体としては違和感は少なめです。飲食時は、装置を取り外していただきます。慣れるまで少し喋りにくくなる方がいます。 | 治療の初期では稀にブラケットやワイヤーが擦れやすい方がいます。 |