「遺伝的原因」「先天的原因」「後天的原因」

不正咬合の原因については「遺伝的原因」「先天的原因」「後天的原因」の3つから考えられます。

●遺伝的原因
下顎前突や上顎前突、顎のサイズと歯のサイズのアンバランスにより生じる叢生・空隙歯列など
●先天的原因
歯が足りない(欠如歯)、または多い(過剰歯)、歯が普通より小さい(矮小歯)、または大きい(巨大歯)、歯が隣の歯とくっついている(癒合歯、癒着歯)など
●後天的原因
乳歯の虫歯、乳歯が早くなくなる(乳歯の早期喪失)、乳歯がいつまでもある(乳歯の晩期残存)、永久歯が早くなくなる(永久歯の早期喪失)、指しゃぶり、爪かみなどの口腔習癖

家庭でできる不正咬合の予防

乳歯、永久歯に虫歯を作らないほか、クセをなくすことが大切です。
舌を咬んだり吸ったりする「弄舌癖」は、上顎前突・開咬の、指しゃぶりやほおづえ、うつ伏せ寝等の「弄指癖」は、交叉交合の原因になる可能性があります。爪を噛むといったクセも、デコボコ・歯の捻じれを引き起こす原因になります。